公式カレンダー2021 (カレンダー)

2021年のザ・ビートルズ公式カレンダー！

2021年は、「ビートルズ解散50年」後の、新たな“ビートルズ・イヤー"の始まりです。アップルのオフィシャル・カレンダーも、新しい世代にビートルズを伝えたいという思いのもと、表紙はイギリスのオリジナル・アルバムに即した13枚を掲載しました。1月～12月の並びは2020年のカレンダーと同じく、1962年から1969年までの比較的珍しい写真を厳選。
前半は演奏場面が中心で、後半はスナップショット的な4人が登場します。1月と12月を見比べると、わずか7年でこんなに変わったのかと驚くファンも多いはず。
ジョン、ポール、ジョージ、リンゴの誕生月(それぞれ10月、6月、2月、7月)は、デザイナー秋田和徳氏による見事なコラージュが楽しめる構成となっています。
最後のページには、それぞれの写真の解説(撮影年月日と場所)
と、1965年8月15日のニューヨーク/シェイ・スタジアムでの写真が収められています。

[デザイナーこだわりポイント]
英国オリジナル・アルバムを並べたアップルの2021年オフィシャル・カレンダー表紙はベースに濃度の高い色をもってきた方がジャケットは映えると思いながらも、2020年版の表紙(『レット・イット・ビー』)が黒ベースのためあえて正反対の白にしました。
色彩豊かで賑々しいアートワークの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』に対し、次作『ザ・ビートルズ』では対極ともいえる真っ白いミニマルなジャケットを提示したビートルズ、つまりはそれに倣ったわけです。
加えて今回多用している赤と青の色の組み合わせは言うまでもなく赤盤、青盤に由来。
また各メンバーの誕生月は、1967年撮影のアーティスト写真を中心に、無造作に4分割したクラウス・フォアマンによる『リボルバー』のジャケット画や、それぞれに関連付けたシングル盤等々をコラージュ。
そして、その(コラージュの)延長としてのアップル・マークを誕生日の目印として配置しました。
さらに言えば、各メンバー名は『ウィズ・ザ・ビートルズ』の裏ジャケットからの引用。
10月のシングルは当初US盤「PAPERBACK WRITER / RAIN」にするつもりでしたが、(いくら個人的に特別好きな曲だとはいえ)ジョンのみ「B面」なのと、ジャケットに使用されている写真が一部逆版であることが気になって断念。
梅雨でもない10月に「雨粒」があるのはその(「RAIN」の)名残です。

<特徴>
・アップルから公式に承認を得た国内唯一の日本版壁掛けカレンダー(B3サイズ)。
・日本版なので祝日表記も日本仕様です。
・月めくりタイプで、ザ・ビートルズの全活動期間を通じたアートワーク、写真満載の仕上がり。
・巻末に各月に使用されたアートワークの解説あり。
・リング綴じタイプなのでページを切らずに使用できるのがファンには嬉しい。

監修:藤本国彦
デザイン:秋田和徳